ターは、ほんのちょっと前まで時計を見ても「今が何時か」答えることが出来ませんでした。時計の仕組みや時間の仕組みがわからなかったからです。
知らない子供からしたら当然です。
・なぜ1から24まであるのか
・なぜ59の次が0になるのか
・なぜ針が2つあるのか
などなど時計を見ていると様々な疑問があったようで、どう教えるべきか迷ったものです。
時計のおもちゃを買ってみたり、こういう風に数字や針が変化するというのを時計を一緒に見続けてみたり・・・
結局はいつの間にか理解したみたいですが・・時間が答えを出してくれました。笑い
いや、きっとマンマや先生達の教えがよかったのでしょう。
そんなターも足し算、引き算が少しできるようになったので、最近はレベルアップして、
「今9時40分ですが、その30分後は何時何分?」
という計算を入れた「時計の見かた」を教えています。
正解は10時10分ですが、なぜにそうなるのかまるで理解できていません。あえて考え方を教えずに質問したのですが、
ターは指を使ってみたり、時計とにらめっこしてみたりして考えています。そして出した答えが、
「9時30分?」
と質問返しのように語尾を上げて首をひねりながら言います。
自信がない時はどんな時でも必ずこうなります。^_^;
かわいいですけど。笑
不正解ですが、この行動を見たパンパは、わからないなりに考え、答えを出し、間違っているとわかっていても言葉に出したことを素晴らしいと思いました。
一番良くないのは考えずに、すぐに答えを聞いたり、黙りこんだり、泣いたりといった行動なので。
ようは「無理だと判断してあきらめること」ですね。
そうではなかったので、ここで考え方を教えます。
・まず分を足し算しましょう(40+30)
・次にその答えが60以上なら60引いて、60以下ならそのままで考えましょう。それが分の答えです。(70-60=10)
・最後にもし60を引いたなら時を1足しましょう。引いてないならそのままで考えましょう。それが時の答えです。(9+1=10)
実際は子供なのでもっと柔らかい言い方ですが、このように教えました。もう一回問題を出します。
「3時40分の50分後は何時何分?」
・・・、・・・、「4時30分?」とター。
おおっすごい!正解してる!
ターを褒めてパンパも喜んだのですが、一つ気になることが・・
それは答えを言ったときに語尾が上がっていたこと。この時は自信がない時です。パンパはあえて意地悪な質問をします。
「なぜその答えになったのか教えてごらん?」
ターは答えきれませんでした。おそらくなんとなくか、たまたま正解したのでしょう。
これでは意味がありません。どんなときもそうですが、
「答え」を出す時は、その「過程」を理解し、「説明」できなければならないからです。
パンパは頭で答えを出さずに紙に書いて答えを出すように提案します。ターは早速その通りに行動してくれました。
まだまだ間違えたり、時間がかかってしまいますが、時計の見かたについて理解してくれたと思います。
そして今回のターの一連の行動はよかったなと思いました。
子供のちょっとした「癖」はよく見て観察しておくべきだなと改めて感じることができました。
ターよ。次はもっと難しくなるぜ。(´ー`)